こんにちは、採掘師です。
今回は、代用有価証券サービス(代用FX)を取り扱っている証券会社をご紹介したいと思います。
代用有価証券サービス(代用FX)とは
簡単にいうと、保有している有価証券(株式・ETF・投資信託等)を、担保にしてFXの証拠金として利用することができるサービスになります。
代用FXのメリット
- 現金がなくても有価証券を担保にしてFXができる。
- 有価証券の価値が上がると、証拠金として利用できる金額が増える。
- 投資資金の運用効率が上がる。
代用FXのデメリット
- 有価証券の価値が下がると、証拠金として利用できる金額が減る。
- FXの証拠金として認められるのが、有価証券評価額の80%〜60%程度になる。
- 代用FXの対象外の銘柄も存在する。
- 代用FXを利用できる証券会社が限定される。
- 追証リスクが通常よりも高くなる。
代用FXが利用できる証券会社
ここからは、代用FXが利用できる証券会社の特徴をまとめていきます。
マネーパートナーズ証券
マネーパートナーズ証券の特徴と注意点をまとめていきます。
自動売買が利用可能!
代用FXが利用できる証券会社で、自動売買ができる会社は非常に少ないです。
運用の手間がかからないのが、大きなメリットです。
株の含み損に対する追加証拠金が不要
有価証券を保有している間、含み損を持たないということは、非常にまれです。
証券会社によっては、含み損が発生した分の現金を入金するように言われる場合があります。
マネーパートナーズ証券の代用FXでは、有価証券の含み損に対するペナルティはありません。
含み損があろうが、しっかりと評価額の70%を保証金として利用できます。
注意点
- 代用FXが利用できるプランは「パートナーズFX」のみ
- 1Lotあたりの通貨量は、1万通貨
- スワップポイントは、あまり高くない
外部リンク
【マネーパートナーズ公式】代用有価証券サービス
SBI証券
SBI証券の特徴と注意点をまとめていきます。
1回の注文は1通貨からOK
小さく始めるというのは、投資を行う上で非常に重要です。
通常、1Lotが1000通貨からしか取引ができない証券会社が多い中、1通貨からはじめられるのは、資金力が小さい間には魅力的です。
注意点
- 代用にしている有価証券が含み損を持つと、現金の追加が必要になる。
資金管理が非常に難しくなるので注意が必要です。
外部リンク
【SBI証券公式】株券を担保にFX取引ができる!FX取引 株券担保サービス
auカブコム証券
auカブコム証券の特徴と注意点をまとめていきます。
自動売買が利用可能!
マネーパートナーズ証券と同様に、自動売買が可能なのは大きな強みの1つです。
投資信託が代用FXの対象
投資信託が代用FXとして利用できるのは、auカブコム証券だけです。
ただし、飛びついてしまうと危険なポイントが、2つあります。
- 規定の口数単位(1万口ごと)でしか代用FXとして利用できない。
- まとまった口数がない間は利用ができないので注意です。
- 投信信託の種類が「受取型 / 一般型」のものでないといけない。
- 通常、自動再投資を行ってくれる「再投資型 / 累投型」に設定していると思いますが、このタイプでは代用FXに割り当てることができません。
プチ株も代用FXとして利用可能
未単元株である「プチ株」も代用FXとして利用できるのは魅力です。
FXの利益でコツコツ、プチ株で株数を増やすという戦略もできるかも。
注意点
- スワップポイントが低すぎる
通貨ペアによっては、買い・売り両方のポジションで、マイナススワップ(保有している間、お金が減る)が発生するものもあるぐらい低いです。
長期運用には、向いていないかもしれません
外部リンク
【auカブコム証券公式】カブコムの代用有価証券
DMM証券
DMM証券の特徴と注意点をまとめていきます。
スワップポイントが優秀
高スワップの通貨ペアが多く、長期投資に有効です。
注意点
- 1Lotが、1万通貨からになる。
- 未単元株は、代用FX不可。
外部リンク
【DMM FX公式】DMMFX株券担保サービス
まとめ
代用FXを利用する証券会社として、おすすめは「DMM証券」です。
私が使っているというのもありますが、長期での運用を考えたときに、高スワップな通貨ペアが多いというのは非常に魅力的です。
ご自身の投資スタイルと、運用資金を考慮して証券会社を選んでみてはどうでしょうか。